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フレームロス問題の解決が監視セキュリティ市場の課題に?
Innodisk、映像品質を確保しスマートシティおよびスマートファクトリーアプリケーションの課題を打開する、特許取得ファームウェア技術RECLineTMを発表
2018年3月26日、台湾、台北 – 市場調査の報告によると、全世界の監視セキュリティ市場の成長率は17%に達しており、2024年には市場規模は800億ドルに達すると予想されています。ただし、市場が急速に拡大していく中で、終端ビデオ機器は改善が必要な多くの技術的課題に直面しており、その中で最も一般的な技術的問題の一つがフレームロスです。フレームロスが発生すると、セキュリティに影響を与えるだけでなく、ハードウェアの技術的な欠陥もビデオアプリケーション市場にとっての障害となります。
現在の映像監視装置では、小さなところでは一般的なドライビングレコーダーから、大きなところではファクトリーオートメーション/ミリタリーなどのアプリケーションにおいて、フレームロス問題の発生を回避することは困難です。一般消費者市場では、ほとんどの人がフレームロス問題を気にしませんが、顔認識やロボットアームなどといったスマートシティやスマートファクトリーのアプリケーションにおいては、フレームロスが発生するとその後の結果や損失を見積もることが難しくなります。また、ビッグデータ分析とAIの発展によるデジタル画像分析はデータベースの完全性に基づいているため、フレームロスの問題はデータ分析の結果に影響を与えます。例えば、将来のスマートシティの交通信号システムは、車の流れと人の流れの分析に基づきインテリジェントな運用が可能であり、一旦フレームロスが発生すると、わずか1秒であっても交通信号の乱れや交通事故につながる可能性があります。
Innodiskは昨年より米国のビデオ機器ベンダと協力し、フレームロスが発生する原因について深く掘り下げました。その結果、Innodiskのチームはシステムの応答停止/遅延がしばしばビデオ書き込みの品質に影響を与えていることを発見しました。一般的なストレージ機器のシステムは、ウェアレベリングやガーベージコレクションを実行する時に、マルチプロセスプログラムに応答するため書き込み速度を一時的に低下させなければならず、このような応答の停止/遅延がフレームロスを発生させる主要因でした。そのため、Innodiskはビデオ監視装置、マシンビジョン装置といった連続的に書き込みが必要なストレージ機器のために特別なソリューションを開発しました。この独自ファームウェア技術であるRECLineTMを使用すると、システムが作業シーケンスを分析し、作業処理の優先順位に関して非常に短時間で指示を与えることが可能となり、システムのマルチプロセス処理の影響を大幅に軽減するため、ビデオ機器は連続的な書き込みをすることが可能となり、フレームロスの無い完全なビデオ品質を得ることが出来ます。
InnodiskのInnoRECTMシリーズSSDは、現在最新のRECLineの他にも、iDATA Guard、iCell、Quick Erase、温度センサー、パッシブクーリング等の技術を含む、監視セキュリティ市場のアプリケーション向けの様々なファームウェア技術を開発しており、独自のiSmartTMソフトウェアと組み合わせての監視により、ハードとソフトの高度なインテクレーションを実現します。スマートシティおよびスマートファクトリーの発展による、将来的なロボットアーム、都市監視、スマート車両、顔認識等の分野においても不可欠な技術の1つです。
Innodisk(イノディスク)について
2005年に台北本社を設立、製品は世界各地に出荷し、アメリカ、中国、ヨーロッパならびに日本等にエリア事業所を設けており、インダストリアルデータストレージおよびメモリモジュールの世界的なブランドリーダーとしての地位を確立、フォーブス社によるアジア優良企業200社のうちの1社にも選ばれています。弊社製品は、航空宇宙、国防、運送、クラウドストレージ等の各種産業用組込製品に幅広く言使用されており、プロフェッショナルなソフト/ハードおよびファームウェアチームが各顧客向けに最適なソリューションを提供します。Innodiskの関連製品、技術およびアプリケーション等の詳細については以下のウェブを参照してください。